About Dr. Michio Kaku
Dr. Michio Kaku is a theoretical physicist, best-selling author, and popularizer of science. He’s the co-founder of string field theory (a branch of string theory), and continues Einstein’s search to unite the four fundamental forces of nature into one unified theory.
ミチオ・カク博士は日系アメリカ人(3世)の理論物理学者、ベストセラー作家、そして人気のある科学者。専門は素粒子論、とくに超弦理論。いわゆる弦の場の理論の創始者の一人。そしてアインシュタインの研究していた4つの自然原理1つに統一する理論を引き継いでいる。
ビデオの対訳
私たち物理学者が宇宙で宇宙人生命を探すとき、緑色の小人は探しません。
私たちはタイプ1タイプ2タイプ3の文明を探します。
タイプ1の文明とは惑星の力を利用します。
彼らは地震、気象、火山をコントロールし、また海の上に都市を持っています。
惑星のどんな物でも彼らはコントロールします。
それがタイプ1です。
タイプ2の文明は天体です。
彼らは惑星の力を使い果たしました。
そしてエネルギーを母星より直接得るのです。
週末にただ日光浴に行くのではありません、彼らは太陽フレアを利用するのです。
太陽の力そのもので巨大な機械にエネルギーを与えるのです。
やがては天体の力を使い果たし銀河へと向かいます。
彼らは銀河の中の億万の天体の力を利用します。(タイプ3)
では例を挙げるとタイプ1に該当するのは惑星文明『スター トレック』です。
少数の天体システムをコロニー形成する『惑星連邦』がタイプ2に該当するでしょう。
そして『スターウォーズ』の帝国がタイプ3の文明に該当します。
では、私たちはどの規模なのでしょうか?
私たちはタイプ0
私たちはこのスケールでは位すらないのです。
私たちはエネルギーを…天体または銀河でもなく…エネルギーを、死んだ植物(石油や石炭)より得ています。
しかし私たちはタイプ1のステータスをいつ獲得するのかは計算できます。
およそ百年です。
近頃、新聞を読む度に私はこの歴史的なタイプ0よりタイプ1に変遷する証拠なるものを見ます。
そして私はこの人類でもっとも重要な(タイプ0よりタイプ1に変遷する時代に)生きられて光栄に思う。
新聞を読んでいるとこの事の証拠を至る所に見る。
欧州連合とは何か。
欧州連合は北米自由貿易協定すなわち米国、カナダ、メキシコの間の自由貿易のための合意と並んで成形されました。
しかしなぜ?
それは私たちはタイプ1経済の始まりに立ち会っているのです。
巨大な惑星貿易市場がタイプ1経済の始まりなのです。
ではどの言語がこのタイプ1経済で話されるでしょうか。
世界中いろいろな所に行くと、英語が第二言語として話されていることに気づくでしょう。
未来の地球ではこのようになるでしょう。
みんなそれぞれの母国語を話します、しかし私が思うに英語がタイプ1言語となるでしょう。
そこにはタイプ1文化やタイプ1政治制度もまた存在するでしょう。
あなたは地球のどこにでも行って人々にある写真を見せます。
それは簡単にどんな人でも知っている人です。
マドンナとアーノルド・シュワルツネッガー。
別の言い方をするとハリウッドムービーの話です。
あるいはロックンロール、ラップミュージック、ブルージーンズについて話しています。
それこそが地球規模の惑星文化なのです。
ではインターネットはどうでしょう。インターネットはタイプ1通信システムの始まりです。
それらが全ての証拠です。
であるからこの変遷はおそらく最も重要な変遷の時なのです。
だが、一部の人々はそれを望んではいない。彼らは変化を恐れている。
なぜならこの変遷はさまざまな文化に惑星文化が寛容だからです。
これがテロリストです。彼らは彼らの神の下にこれらを恐れるのです。
なぜなら彼らもこの新しい地球文明の生まれ始まる証明を知っており、テロリストはそれに対して何も出来ないからである
この変遷もまた最重要である、なぜなら私たちが成功するのかは明確ではないからです。
私たちが宇宙を見ている時、タイプ1、2、または3の証拠は何処にも見つけられません。
どんな証拠も全くありません。
数学者がこの銀河にはおよそ1000のタイプ1、2、3文明が居るだろうと言うが、私たちはその証拠を全く見ていません。
なぜなのでしょう?
なぜならタイプ0よりタイプ1に変遷するのは他の変遷よりも最も危険だからです。
私たちは成功しないかもしれない。
それは、時間との競争である。そして片手には統合力、許容力、そして多文化的な構造がまず生まれてくる。
そしてもう一方では、私たちは大量破壊兵器を持っている。細菌戦争、核戦争、また国際テロリズムの高まりもある。
彼らはタイプ1になるのを妨害する人たちです。
よって、言い方を変えるとおそらく彼らは私たちの宇宙では成功しなかった…と。
もし、いつの日か私たちが宇宙船を持って。他の天体を訪れる様になれば、おそらく大気が放射能で満ちていたり生きていくには暑すぎる惑星を見つけるでしょう。
なぜならその星の人たちはタイプ0からタイプ1に変遷しなかったからです。
さて、タイプ2の時代ではあなたは不死身です。どんな科学者でもタイプ2の文明は壊す事が出来ません。超新星爆発ですらタイプ2文明を破壊できないのです。
居住惑星を移すか、単純に核爆発を止めるかどちらかをするでしょう。
そして文明が銀河規模になった時。彼らは銀河その物の段階をコントロールすることができるでしょう。
ところで、もしあなたがタイプ3だったら、あなたは銀河を探索するでしょう。
しかし、カーク船長と共に天体から天体へと跳んで行くのでは在りません、それでは銀河から抜け出すのに数億年の時間を必要とします。
ではその方法とは?
もしあなたが月面に住むロボットを作れば、それは工場を作り出すでしょう。
それは億万の彼らのコピーをこの月面上で安定して造るでしょう。
そしてこれら(ロボット)を他の月に送るのです。
そしてまた別の工場を…。一台のロボットから始めて億万のロボットを持つことになるでしょう。
そして、数千億、数兆と…、数百兆のロボットを含む領域が光の速さに広がるまで。
しかし、月の地表は単にタイプ0文明がタイプ1に成るのを待っているのかもしれません。
さて、どこか以前に見たことありませんか。
これは映画『2001年宇宙の旅』ではないでしょうか。
『2001年宇宙の旅』はもしかしたらタイプ0文明がタイプ3文明に遭遇する最も信ずべき演出をしたのかもしれません。
映画製作の始まりに、スタンリー・キューブリックは沢山の主要な天文学者や科学者にインタビューをしています。そしてシナリオを配置しました。
最も銀河を征服する効率のいいやり方とはロボットを月に送って工場を作って他の月へと送ると言う方法でした。
しかし最後の時。この最初の5分間はカットされ映画は非常に神秘的になったのでした。
けれども次にあなたがこの映画を見るとき。おそらく月のモノリスはタイプ3文明が残してき、タイプ0文明がタイプ1文明に成るのを待っている事に気づくでしょう。
では私たちが月で稼動しモノリスのようなものを取り出せるようになるまでにどれ位かかるでしょうか?
おそらく100年でしょう。
繰り返します、今生きている世代と私たちの曾孫達は地球の地表を歩くもっとも重要な世代なのです。
私たちの世代はタイプ0からタイプ1に変遷を成功さすのか、はたまた自らの傲慢と武器によって破壊するのかを決心する世代なのです。